YOU GO YOUR WAY...そして、僕は巨乳お持ち帰り♪

突然だか、あたしは堂珍(fromケミストリー)の顔が好きだ。
あの繊細っぽい瞼の皮膚感、大きい目、長い睫毛、そうあの白状そうな面が。
マニアックな観察っぽくてちょっとコっ恥ずかしいけど、あの手の顔には弱い。
そういう女はどうやら沢山いるようで、何やら「彼氏にしたい男NO.1」らしい。
そんな彼が川畑くんと織成すハーモニーで世の女子たちを魅了している。
そしてCDは売れる。
プロデューサーはウハウハ。
安西ひろこをGETして川畑くんもウハウハ。

そんな科学変化にちょっくら惹かれつつ、
『YOU GO YOUR WAY』の曲(メロディ)がいいなと想っていて、カラオケで初めて歌詞を見た。

何が「君は君の道を行けばいい」じゃ!!
そんなお綺麗な言葉で何だかもの解りのいい男のフリに、ダマされるとこだったわっ!
アブナイ、アブナイ。

出会う前からわかっていた、だと?(うる覚え)
心変わりじゃない、だと?(うる覚え)
ほな、何やねん?お前のキモチが冷めただけちゃうんかー?!←EMIッ子、ややキレ気味(笑)

男のくせに(差別的発言)ハッキリせんか〜!!何を運命のせいにしておるか〜!
そんなナイーブな優しい男(幻)にダマされる女が急増中、に違いない。
あたかも、僕は僕で辛いんだよ?みたいな台詞を口にし、
そのハンサムマン・フェイスで「涙を拭いて」だと?
誰が泣かしてん?お前とちゃうんかー!←EMIッ子、ややキレ気味(笑)

合コンで巨乳お持ち帰り、だと?
別々に時間差でマンションに帰宅、だと?
持って帰るんやったら、堂々と持って帰らんか〜い!!
貧乳で悪かったな〜!←EMIッ子、やつあたり(笑)

ASAY●N超男子で、いっぱいいっぱいになって泣いてた君はどこに行ったんだー(泣)
お母さんは悲しいわッ。


♪あなたは帰る〜あの日の場所へ〜♪(うる覚え)
君も帰りなさい。あの日の君へ。
(2001 11/07)




こんな夢を見た

ネットから消えていた数日の間に何度か奇妙な夢を見たのだが、
その中でも抜群に妙ちきりんな夢があった。
昼の誰が見てるんだか不明な時間帯にやってる
いつの時代のだかかわらないメロドラマさながらのストーリーっぷり。
あたしゃ、どうしちゃったんだろうねぇ〜一体。

夢だけあって記憶があやふやなんだけど、
一番忘れていたかったのにきっちり覚えてる相手役・・・清水健太郎(失恋レスト●ン)。
なぜだ?!なぜ、清水健太郎(以下、健太郎)なんだ?!(自問自答)
別にファンでもなければ、特に目に付いていた俳優でもない。
夢を見る前にTVに出てたわけでもない。
潜在意識の中にどうやって入り込んだんだ、健太郎。

あたしは、なにやら在る女を通して健太郎と知り合う。
この時点で既に記憶はあやふやなんだが、
どうもこの女は健太郎と関係があったようだ。
そして、何度か会っているうちに次第に惹かれ会う二人(注;健太郎とワシ)・・・。

タバコを燻らせる健太郎に、あたしは確信犯的にこう言う。
「あたし、いつかお店持ちたいの・・・」
タバコの火を消しながら健太郎は言った。
「俺が持たせてやるよ」


ブッハハハー!!!
爆笑もんだわさ!誰やねん、ワシは?(笑)
まぁ、こんな平凡な暮らしをしてる一、小市民には
一生味わえないドラマチックな展開とエロチックさが味わえたと言えば、ちょっとは特をしたと思えないこともないが、
せめてショウケンか役所公司辺りがよかった(爆)

でも、なんだか女優気分を味わえた気はするので、今後の夢に期待するとしよう。
次回は、(椎名)きっぺいチャンか若いところで福山くん辺りがいいな〜(贅沢者!)
(2001 10/26)




ボンバ・ヘ〜★

ユッキー(注:ユキジ)もカットして、一層男前になったみたいだし、
そろそろマジでカットに行かないとヤバいなぁ〜。
なんだかワイルドなヘアーになってきてるわ(良く言いすぎ)。
5ヶ月行ってないからね(爆)ははは。

だって美容院行って思い通りになった試しがないねんもん!!
誰がこんなスタイルにしてくれと頼んだんじゃぁ〜(泣)
いつもいつもいつも・・・!!!(全国のスタイリストの皆様、寛大な心でお読みください)
本当は紀香みたいなスタイルがいいな〜と思っていても、
「お前が?!」と思われるのがコッ恥ずかしくて言えないので、
似たようなので代用して注文するワシ・・・が悪いのかも知れん!けど、けど、けど!!!

STAFF:「こんな感じでよろしいですか?」
ワシ:「え、ええ・・・。そんな感じで・・・」(所詮、小心者)

心の中ではもう既に、荒れ狂うワシによって店内は半壊状態なのだが、
現実のワシは笑顔で店を後にし家を半壊にする。
スタイリング剤を買いこんで、翌日から始まる戦闘の準備で忙しいったらありゃしねぇ!

18の頃、パーマをかけたが失敗。
泣きながら、○ネゼル・ストレートパーマ剤を買いに行ったが、またしても失敗。
そんなあたしに友人が、

「ヒッピーみたいでいいんじゃない?」

・・・それは、誉められてるのかしら?それともケナサレてるのかしら?
あたしはヒッピーが好きですよ?あの裾の広がり具合には浪漫を感じるね!
しかし、お前的にはどないやねん?!恐くて、聞けずのI DON'T LIKE IT・・・。
そんな過去が今日もあたしの腰を重くする。

あぁ・・・次はどのくらいの規模の戦闘が待ってるのかしら。
あぁ・・・次はどんな例えで励まされるのかしら。
あぁ・・・神様・・・!!!
――そんなこと言ってる前に早く行け!
(2001 10/02)




楽園

人を見た目で判断するなかれ。
全くその通りですよ!そりゃ、たまにいますよ?そのまんまの人も。
でもね、大概はあんまりアテになんない。あたしの場合はね。

あたしなんか心はお花畑だというのに、
ヤンネェだの893だのとホント失礼しちゃうわってな言われようですよ?
例え、特攻服が似合ってしまいそうだとしても
映画館でオバハンを追っかけたとしても
みんな間違えてるね!(間違いなのか?)
こんな、毎日心の中でお花を摘んでるような人を掴まえて(アホ)

あたしが想うに、見かけってただの鎧みたいなもんなんだと。
少なくともあたしにはそうなんだなぁ。
人を見かけで判断する人には永遠に、
あたしの心の中に在るという幻の楽園(ガンダーラ)を見ることはできないんだよね〜。

そう。
THE YELLOW MONKEYが、
平井 堅が唄った、
あの楽園ですよ!(寒)
そこまで到達するには、それはそれは険しい道のりを辿って頂きますからね〜。
んで、最後の難関がこれまた大変。
『AKIRA』の哲夫くん人間続出。(『AKIRA』はいいぞぉ〜読めぇ〜)
てゆーか、そこまでしてくれるヤツがいんのかって話しだが
いや〜世の中いろんな趣味趣向の人間がいるから!
マニアック人間Come onってな感じよ!

そういうワケで。
みんなであたしの楽園を見にきませんか?(笑)

ってゆーか、見に来い!
見に来てくれ〜!
プリ〜ズ!!
(2001 09/28)




安者市場

おじいちゃんが、妻――おばあちゃんを亡くした時、
「なんで先に一人で逝ってしまったんや・・・」と泣いた。
14年前に奥さんを亡くされた恋人の父は、
お盆に妻を迎える為に「みんなでお母さんを迎えよう」と息子を呼んだ。

別れて暮らす、父と母。離婚を考える友人。
初めてながい愛を教えてくれた、大好きなおじいちゃん。
もしも見つけることが出来たなら報告したかったのだけれど、おじいちゃんはもう居ない。
此の世にながい愛はどのくらい存在するのだろう。みじかい愛ばかりだ。

彼氏がいるのに毎週のように浮気をしている女がいた。
なぜ別れないのかという問いに「だって彼氏を尊敬してるから」と答えた。
自分の好きなだけ大したこともない男と遊んで足を開けばいい。
そして自分の身は自分で守れ。己の人生だ。
咎めはしない。
そんな上等なことはしてやらない。
だけど、尊敬などという尊い想いを口にしてくれるな。腹立たしい。

自分の汚さを認めてる女は好きだ。
己の価値をわきまえてる女は好きだ。
下手ないい訳もしないし、自分を美化などしない。
なによりも、恋だの愛だのと語らない。
その潔さに拍手をやりたい。

汚い女だと己に酔ってる女は手におえない。
抱かせてもキスはさせないという商売女くらいのプライドもない。
精々、安っぽい愛を貪れ。

人間、生きていれば甘い蜜に何度も出会うだろう。
餌にありつけない獣のようにがっついては口や手に食べカスをいっぱい付けて語っても、
なんの価値も見えない。
反吐がでる。
門を広げればそれだけ増える。だから自分で閉めないといけないんだよ。
他人が売るよりも自分を安く売ってどうする。
そんなに自分を安く売ってくれるなよ。
しょーもない。
(2001 09/14)




遠い朝

まるで映画を見ているかのように、WTCに飛行機が激突する瞬間の映像を見ていた。
一体何が起こったのか、いつもと変わりない夜を迎えていたあたしは、状況を掴みきれないでいた。

大変な事が起きた、と理解したのはそれから数分後。
TVはしきりにテロだと叫んでいる。
間もなく、携帯に臨時ステーション・ニュースが入った。
臨時ニュースが入ったのは、雅子様のご懐妊以来らしい。
どんどん事の重大さが明確になってくる。
2つあるタワーからは、まるで物のように人が落ちていた。

これはとんでもない事になった。
今、アメリカは想像以上のパニックに陥ってるだろう。
これほどの惨事でも、
なんだかんだと平和にTVの前で状況を見ているここ日本でも、恐怖を感じるのだ。

アメリカに友達がいる。
カナダとの国境も閉鎖されたというニュースを耳にし、
カナダに留学中の友達のことも心配になり連絡を取った。

慌ただしくPCや携帯でやりとりをしているあたしとは別世界でTVを見ている、妹と父。
彼らにアメリカに住む知人はいない。
きっと日本中、世界中でこれと同じ光景は繰り広げられているだろう。
それは仕方のないことだ。
もしも知人が居なければ、あたしもただTVを見て事の行く末を見守っているだけだろう。

何も変わらない朝、ただ、いつもと同じように出勤して、いつもと同じように勤務に着いた人々。
いつ何時、誰もがどんな惨事に巻き込まれるか知れない。
なにも変わらず同じ日常を生きてるだけだけど。
大切な人に、突然、永遠に逢えなくなる。
理由がなくても、罪などなくとも。
そしてそれは自分だけに起こった不幸なのだ。

どこかの国では今日も、馬鹿な出会い系メールが何通も携帯に送られている。
仕方のない、なんて、なんて悲しいことなのだろう。
(2001 09/12)




テーブル・テニスの女王様

今、卓球が熱い(どこで?)。
卓球といえば、「稲中卓球部」しか思い浮ばないそこの愚か者っ(ワシ)!
なんておもしろいんだ、卓球!

最近、運動音痴のレッテルを貼られている自分のイメージアップの如く、
アクティブな女をアピールしまっくってる感の否めないあたしだが、
なんだか衰えゆくカラダに喧嘩を売ってるかのように本当にがんばってるわ!

本当はビリヤードをしに行こうかと思ってたところ、隣にあった卓球場。
ボールに当てることすらままならないビリヤードをいつか極めてやろうと、
学生の頃アメ村の某ビリヤード店の会員になったのはいいいが、
ジュークボックスなんぞを置いてある店の雰囲気が好きだっただけというオチ付きで、
行ったのはたった2回。
ほんま、すんません!

それに比べて卓球はええよ〜。
とりあえず、球には当たるからね(爆)。

故に、卓球になっているか否かはあたしの知るところではないが、
そんなことは無視した上で言わせてもらおう!(アカンやん)
卓球はおもしろい!

泉嫌いなあたしだって、スリッパ卓球する為に行っちゃうね♪(間違ってる)
いや、間違いない!
今、卓球が熱い!(just in my mind)
(2001 09/08)




9月の蝉しぐれ

今日は所持金1015円で家を出た(冒険家)。
友人と夕食を共にしながら互いの貧乏自慢を繰り広げ、
なんだか一層貧乏になった気がした二人。
想えば、これまでの人生の中で一番自分の貧乏さを痛感した哀れな瞬間に同席していたのも
この友であった・・・。


あれは秋も深まる9月の終わり。
当時、オールだなんだと遊びに遊んで金銭的な余裕などカケラもない(今もだが)にも関わらず、
そんななか神戸までデートに出かけたあたし。
映画を奢ってもらった代わりに夕食を御馳走しようと想ってレジに行ったが、
全然足りやしない!

結局自分の分しか払えないで割り勘状態の上、帰りの電車賃を心配される始末(恥)。
心配してもらえなかったら帰れなかったあたし・・・

途中で用事があったので大阪駅までの切符を買って、見送ってもらった帰りの電車の中。
「またね」の電話をし終わったあたしは重大な過ちに気付く・・・。
「これで足りる?」と男からいくらかをもらい(恥ずかしっ)
「うん」と答えたが、
よくよく考えると―――足りない・・・。
大阪駅から家までの運賃が・・・20円(!)足りない・・・。

しかもこんな時に限って、
連日のオールのおかげで携帯のバッテリーは残りわずかな命を訴えている・・・!!!
もしも、もしもだ、
電話して用件を伝える前に充電が切れた日にゃあ・・・恐ろしい。
それは余りに恐ろしすぎて最後の手段にもしたくない。
とりあえずあたしは妹にメールを送った。
身内にはこれしきの恥など、痛くも痒くもないわい!と。

だがしかし、下車駅に到着したにも関わらず返事は一向にない。
これは、寝ているか長電話かのどっちかだ。
ダメだ。コイツには期待できない(泣)。

その日、友人のお宅にお泊まりする予定だったあたし。
奇しくも、駅から3分とかからない近さ。
意を決して携帯メールの送信ボタンを押した。

数分後、
友人2人がウケケとやって来た。

「で、いくら足りへんの?」
「・・・20円です」(正確に言うと7円)

「・・・ブッッハハハハー!!!!!20円?!20円足りへんの?!」
「・・・はい。電車賃もらったにも関わらず、20円足りないです」
「ひゃひゃひゃ!!!この20円は高いな〜?(爆笑)」
「ええ、とってもヒモジイです!」

あぁ。
なんという貧乏さ!
どんな貧乏自慢も、あたしには勝てまい!
好きな男に電車賃を出してもらう事自体恥ずかしいというのに、
20円足りなくて友人に借りる恥ずかしさ・・・。

蝉より、あたしが泣きたいわい!
(2001 09/03)




KUWABARA・KUWABARA

やっぱり・・・やっぱり二日遅れで筋肉痛がやってきたわよ〜!
きっちり二日遅れで!トホホ。。。

そう、あれは一昨昨日の夜。
ゴルフの打ちっぱなしなるものを初体験したあたし。
最初は、駅のホームのオッサンのようなフォームなんてこっぱずかしくてやってらんないわっっ
てな感じだったんだけれども、
やりだすとおもしろいのよねぇ〜これが!
こりゃ腰がヤバイわ〜と想いながらも、1時間半は楽しんでました。

昔、遊園地でパターゴルフをやってた時に、
後ろのグループのおっちゃんに「君エエ筋しとる!」(何者なのか?)と言われたのを想い出して
あたくし調子こいてしまいました!

一昨日は何ともなく、ピンピンしてたわけよ。
こりゃ、あたしもまだまだやれるなっフフフってな感じでムフムフしてたら、アナタ。
今朝、腕が動きませんの。
やはり細胞は正直だったというワケですな(泣)

50歳代のウチのオヤジさんがゴルフに行くのって、スゴイ事なんだな〜って感心してたら、
思い出した!

大掃除した時に、オヤジのクラブ一式が邪魔だったからベランダに出したこと・・・。
しかも、そのまま放置してたことを・・・。

梅雨をまるまるベランダで過ごした可愛そうなクラブちゃん・・・。
言えねぇ〜!!!
ン十万した、と10年前くらいに誇らしげに自慢しまっくてた父上。
言えね〜!!!

どんなに筋肉痛が痛かろうと、父上の前では自然に自然に。
ゴルフのゴの字も想い出させてはならぬ!
そんなことになった日にゃぁ・・・KUWABARA・KUWABARA(ドリカムの唄どころではない)。
怒涛に迷わないくらいの不況が続くか・・・
もしくは、クラブ一式買い変えるほどの景気が戻りますように・・・。
(2001 08/31)




プチ同窓会

掛け持ちしてた仕事の片方を、ケッタクソ悪いヤツと働いてられるかと言うフザケタ理由で辞め
もう片方の仕事仲間から浮浪者と言われているこんな時に、
中坊時代の友達に道端(!)で再会した。
わお!

彼女は地元でとっても立派にOLをしていて、
今のあたしにはまるで水戸のご老公のように偉大な存在だす。ははぁ〜。
現在続けてる職場にお客様として来てたのは知っていたんだけどなかなか会わないもので、
こんな道端で出会うとは。
まぁ地元だし、目が激悪なあたしが気付かないだけで、
今まで数々の同級生に会ってたのかも?!
そういえば、職場の先輩は同級生だったわ。
近所のビック○コーの店員も。
恐るべし地元!

そんなわけで同級生話しに花を咲かせ(道端で)、
結婚やら出産の話しをする己の歳を痛感し(道端で)、
「また今度」というお約束も果たし、それぞれ帰って行った。

っんだが、しかし。
携帯番号聞くの忘れてるやんけ―――!!
・・・時、すでに遅し。

だけど、ここは恐るべし地元!
きっとまたいつか会えるでしょう(道端で)!
(2001 08/28)




残暑トリップ

風のある晴れた日はアメリカ、サウスダコタを想い出す。
1996年 夏、あたしはサウスダコタ、ラピッドシティに滞在していた。
たった2ヶ月間の短い留学だった。

今日の空気の中にダコタの匂いと同じ粒子を見つけた。
瞬時に懐かしい景色が広がる。
何かの本で読んだことがある。
人間の記憶を司るのは『匂い』らいし。

暑い夏だった。
こんなに湿気はないけれど、強い日差しにジリジリと肌を焼かれる感覚は変わらない。
あたしは匂いのもとを探した。
一体どの粒子がダコタのそれと一緒なのだろうか。

わかった。日焼け止めだ。
そうだ、この新しく買い換えた日焼け止めの匂いだ。

ダコタのあまりの太陽の意地悪さに屈し、
あたしは近くのモールに日焼け止めを買いに行った。
そのオイルと同じ匂いなのだ。
匂いは忘れていた記憶さえ呼び戻す。

あたしは寮から10分とかからないスーパーに一人で行けないほどの方向音痴ぶりを発揮していた。
だけど、なぜだろう、今なら行ける気がする。
それほど鮮明に思い出している。
ドレスアップして行ったPool Bar。
本当に使い古しが売ってあったUsed shop。
毎晩のように宅配を頼んだDomino pizza。
あたしの滞在紀行を読んだ当時の担任Davidは、
「It sounds like a kind of romance」だと言った。
わたしはただ笑って返した。

a kind of romance。とても懐かしい。
こんなふうに想い出せる日が来ることを考えられなかった自分。
人は穏やかに歳を重ねる。
想い出と戦うこともない。
懐かしく思い出すだけ。
だから、このオイルはちゃんと使いきれる。
ちょっとしたトリップを楽しみながら。
そしてあの人にもし会うことがあるなら――
人は叶わないからこそ願うのでしょう。
もし会ったなら、
綺麗に日焼けした肌に少しばかりの抵抗だけど、このオイルをぬってあげよう。
あたしの住むこの場所にも、同じ匂いがあるのだと。
(2001 08/28)



エゴイスト

それなりに幸せで在る毎日を、
いつだって他力本願な人たちが不快な言葉や態度を振りかざし下落さす。
あたしは時々、これに耐えきれないで腐ってあげる。
最後の優しさか、一種の脅しか。
それは受け取り手の自由だ。
あたしはその両方をただのエゴで差し上げる。

頂戴してくれる人と、してくれない人。
様々な人々の中から前者を選り分け、後者は捨てる。
本当は気付いているんだ。
だからあたしのエゴにブチ当たって、それぞれに心を傷めてくれる。

自分のことは一番わかるから、過大評価してしまうもの。
ちょっとの他力本願と、残りの自力本願。
それを持って生きれたらいいね。

隣の芝生が青すぎて、いじけて、努力を惜しんだあたしが落ちぶれたら、
今度はあたしをそのエゴで脅してほしい。
甘ったれのイジケやに、腐って解らせてあげてね。
愛想を尽かされないようにがんばって頂戴させていただきます。
(2001 08/25)




流れゆく日々

あまりの濃度に、もう随分と経ってしまった気がするけれど
あたしがPCを購入して1年と4ヶ月。
その時はまさか反骨精神からとはいえ、このあたしがHPを持つなどと思っても見なかった。

なんたって、ネットをしだしてからのあたしの生活はまるで変わってしまって、
その環境に適応していくのに精一杯だったのだから。

けれど、人間という生き物は順応するのにそれほど時間を必要としない。
変化に楽しみを見出し、それはごく当たり前の日常へとさらに変化を遂げる。
このヴァーチャルの世界に浮遊する表面温度のない想いは時に、
其れゆえにその温度を感じる機会に遭遇すると余計にリアルだったりする。
変化に順応しリアルさを体感し、
あたしは今こうして少しばかりの自分の表現空間を手に入れた。

そうして、ここで光合成の如く根を生やすのかもしれない。

だから時々、己の体感のみで生きている人に触れたくなる。
その温度をいつまでも感じていたくなる。
光のない光合成をしてしまっているあたしに栄養を与えて欲しくて逃亡を図る。
それが、変化にどっぷり浸かっていたあたしの特効薬なのだ。

楽しいのって疲れるでしょ。
遊んで帰って来たコドモが疲れてベッドでスヤスヤ眠っていたりするでしょ。
それと同じ。

またちょっと遊びつかれたら、用意されたベッドに就くまでのその間、
流れゆく日々をただ綴っていけたらいい。
(2001 08/07)




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